立浪親方 親のススメで角界入りも…本当は「板前になるつもりだった」
大相撲の元小結・旭豊で立浪部屋の立浪親方が俳優の森田健作がパーソナリティーを務めるFM NACK5「青春もぎたて朝一番!」(12月1日、8日、午前6時半)とニッポン放送「青春の勲章はくじけない心」(12月2日、午後6時20分)に出演することになり、このほど都内で収録を行った。 現役時代にはそのイケメンぶりから“角界のマツケン”“角界の暴れん坊将軍”などと呼ばれた。立浪親方は「松平健さんの若いころのプロマイドを見て、似ているなと思った。親に感謝しています」と笑みをこぼした。 その立浪親方は高校を卒業するまで相撲にかかわることなく、卒業後に相撲部屋に入門した。立浪親方は「板前になるつもりだったんですが、父が相撲が好きだというのもあったのでしょうが、4年間、大学行ったつもりで修行してきなさい、板前は帰ってきたらやらせてあげるといわれた」と「大島部屋」に入門した。 1988年の春場所でデビューした立浪親方だが、一つ下の代で入門したのが若乃花、貴乃花。空前の大相撲ブームを巻き起こす若貴時代の到来だった。立浪親方が1996年に小結になったときには、横綱に貴乃花、曙、大関に若乃花、武蔵丸といった力士が上位にいた。「曙と初めて対戦した時には負けましたけど、よくここまで来たなって感動しましたね」と振り返った。 1999年に引退し、親方「立浪」を襲名。来年は丸25年を迎える。現在は大関の豊昇龍関を筆頭に17名の力士がいる。その立浪親方が2022年から取り組んでいるのが米作りだ。 歌手の小林幸子が農業支援と過疎対策を目的とした「幸せプロジェクト」を始動。そのプロジェクトに賛同し、新潟県十日町に水田を借りて「越後情話 立浪部屋ファーム」でコメ作りをしている。田植えや稲刈りの際には部屋の力士を連れていき、地元の人たちにちゃんこをふるまったりもするという。立浪親方は「こども食堂などでも、ご飯が食べられない子供がたくさんいると聞いている。少しでも、お手伝いが出来ればと思って始めました」と語った。
東スポWEB