ANA、787で初日の出フライト 羽田25回目、成田は5回目
全日本空輸(ANA/NH)は11月14日、年始恒例の「初日の出フライト」を2025年1月1日に実施すると発表した。羽田・成田発着の2コースを用意し、いずれもボーイング787-8型機の国際線仕様機で運航する。ANAマイレージクラブ(AMC)会員を対象に抽選販売する。 【図】初日の出フライトに投入するANAの787-8シートマップ 申込期間は11月14日午後2時から24日午後11時59分まで。申し込み多数の場合は抽選となる。空席がある場合に一般販売し、12月12日午後2時から受け付ける。2コース共通で、搭乗証明書のほか、787-8のシート生地を使用したフライトタグなどの記念グッズをプレゼントする。機内食としておせち風の弁当を提供し、プレミアムクラスの利用客にはMAISON CACAOのハナレモナカも用意する。 ◆羽田は2クラス仕様機 羽田発着には787-8の2クラス240席(ビジネス42席、エコノミー198席)仕様機を投入。2001年にスタートし25回目となる今回は、NH2025便として運航する。予定スケジュールは、午前4時ごろ羽田に集合して午前5時30分ごろ出発し、長野県伊那市上空で初日の出を観賞。その後、富士山を遊覧し、午前7時50分ごろ羽田へ戻る。 1人あたりの料金は、プレミアムクラス(通常はビジネス)の窓側席が9万5000円、窓側の翼上席が8万5000円、通路側が6万7000円。普通席(同エコノミー)は窓側が7万5000円、窓側の翼上席が5万7000円、通路側が3万5000円となる。 ◆成田はプレエコ787-8 5回目となる成田発着はNH2030便として運航。機材は羽田と同じく787-8だが、3クラス184席(ビジネス32席、プレミアムエコノミー14席、エコノミー138席)仕様機を投入する。予定スケジュールは、午前4時ごろ成田に集合して、午前5時45分ごろに出発。午前6時ごろに成田を離陸し、千葉・銚子市上空で初日の出を観賞する。その後富士山を遊覧し、午前8時30分ごろ成田へ戻る。 1人あたりの料金は、プレミアムクラス(通常はビジネス)の窓側席が9万2000円、窓側の翼上席が8万2000円、通路側が6万4000円。普通席のうちプレミアムエコノミーシート(同プレミアムエコノミー)は窓側が7万7000円、通路側が5万6000円で、エコノミーシート(同エコノミー)は窓側が7万2000円、窓側の翼上席が5万4000円、通路側が3万2000円となる。 成田での初日の出フライトは2021年に開始し、今回が5回目。初回と2022年の2回目は総2階建ての超大型機エアバスA380型機を投入し、2023年の3回目と今年の4回目は787-8で運航した。
Yusuke KOHASE