【紫苑S展望】ボンドガール 念願の重賞タイトル初奪取へ
「紫苑S・G2」(7日、中山) 秋華賞(10月13日・京都)トライアル。16年からG3に昇格し、優先出走権枠が3着に広がった。なお、昨年からG2に格付けされた。以前は本番に直結しないトライアルだったが、重賞昇格後はここをステップに、ヴィブロス、ディアドラ、スタニングローズがV。重要度が増している。 念願の重賞タイトル奪取に向けて、ボンドガールがトライアルに参戦。前走のクイーンSは2着に敗れたが、メンバー最速の上がりで頭差まで追い詰めた。新馬戦ではのちのオークス馬チェルヴィニアを下しているように、秘めるポテンシャルはG1級だ。 条件戦を目下2連勝と勢いに乗ってトライアルに挑むエラトー。前走の北海HCは、正攻法の競馬で古馬を一蹴。抜け出す際の脚力は本格化を予感させた。先行力が武器だけに、開幕馬場は歓迎材料だ。 フラワーCの覇者ミアネーロが逆襲の秋へスタンバイ。オークス14着以来となるが、ここまで順調に来ている。メンバー唯一の重賞ウイナーが、貫禄のV発進といく。カーネーションCで2勝目を手にしたカンティアーモ、1勝クラスVから臨むサロニコスも見劣りしない。