給食にカビ毒検出小麦を使用 3人体調不良、宮城
岩手県産小麦の一つ「ナンブコムギ」から嘔吐などの恐れのあるカビ毒が検出された問題で、宮城県気仙沼市の小中学校の給食に、この小麦が使われていたことが4日、分かった。市教育委員会によると、生徒3人が嘔吐や下痢の症状で医療機関を受診したがいずれも軽症という。 市教委によると、3人の症状と小麦の因果関係は不明。今月1日、市内12校の給食に出された「せんべい汁」のせんべいに小麦が使われていた。1人当たりの摂取量は少量とみられる。 納入した宮城県学校給食会の確認が遅れ、給食提供後に使用の連絡があった。