竹内まりや 年齢を重ねるごとに“歌詞”も変化!?「1日がつつがなく終えられたことを“ありがたい”って考える年齢になったんだなって…」
山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。10月23日(水)の放送では、シンガーソングライターの竹内まりやさんが登場! ここでは、23日にリリースされたニューアルバム『Precious Days』について伺いました。
◆約10年ぶりにオリジナルアルバム発売!
れなち:デビュー45周年イヤーの節目に約10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』がリリースされました。まりやさんの歌は日本語が届くというか、歌詞カードを読まなくても伝わってくる歌声だなと感じます。 竹内:ありがとうございます、そういうふうに届けられたらいいなと思いながらいつも歌っています。人間はいろいろな心のモードがあって、落ち込む日もあればハイな日もあるけど、とりあえず心が折れたときは嘘でもいいから笑ってみようと。 (アルバム収録曲の)「Brighten up your day !」という曲も“まずは笑顔から始めてみよう”って。“皆さんもそうしましょう!”というよりは“そういうふうに生きてみようよ”って自分に言い聞かせているところもあるんです。 自分が元気じゃないと人を励ますことができない、でも(自分自身が)元気じゃないときも往々にしてあるから、そんなときは嘘でも笑う。そうやって形から入っても、だんだん気分が明るくなるかもしれないなって思います。
◆いま元気でいられることに感謝
れなち:アルバムにも収録されている楽曲「今日の想い(2024 New Remix)」には“叶わぬ夢があり 悲しみもある”という歌詞がありますが、まりやさんもそう思うことがありますか? 竹内:“夢は叶う”ってよくいいますけど、それにはリミットがあって。“いくつになっても叶うのか”といわれるとそうでもないし、みんなの夢が叶う可能性はあるけど“絶対に叶う!”とは言えないんですよね。なので、その事実を伝えたうえで“でも、希望は捨てちゃダメだよね”っていうことが言いたくて。 れなち:本当にそうですね。でも、希望が見出せなくなってくる人とか、日々を生きるのに精一杯で、将来のことを考えられない人もすごく多いじゃないですか? 竹内:そうなんです。だからこそ、今は呼吸ができて、元気でつつがなく1日を終えることがどれだけありがたいか。そういうことに目を向けられると、それ以上の“欲張る気持ちを抑えられる”というとおかしいけど、とりあえず今は“元気でいられることに感謝しましょう”という思いを持ったうえで、また夢に向かって進んでいけるから……。 ただ(それを言えたのは)私の年齢もあると思っていて、怜奈ちゃんの年齢だったら、私からこういう歌詞は出てこないと思うし、むしろ“もっとがむしゃらに頑張っていこう!”って声高に言うと思うんですよね。 だけど今は、叶わない夢があったとしても、こうして1日がつつがなく終えられたことを“ありがたい”“うれしい”って考える年齢になったんだなって……。 れなち:歌詞におこしたくなる言葉が(年齢とともに)変わっていきますか? 竹内:そうですね。“穏やかな気持ちで1日を終えたい”っていう自分の願望も入っていますね。 * 竹内まりやさんは、2025年4月から全国アリーナツアー「souvenir2025 mariya takeuchi live」が開催! 詳細は竹内さんの公式Webサイトをご確認ください。 10月23日(水)は「TOKYO FM竹内まりやスペシャルワンデー」を実施! 竹内さんが、TOKYO FMのワイド番組「ONE MORNING」(コメント出演)、「Blue Ocean」、「ディアフレンズ」、「All-TIME BEST」(コメント出演)、「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」、「THE TRAD」、「Skyrocket Company」の7番組にゲスト出演しました。 (TOKYO FM「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」2024年10月23日(水)放送より)