生産量日本一で旬を迎えた八街市産の落花生の魅力を発信する「やちまた落花生まつり」＝JR八街駅北口広場

　生産量日本一で知られる八街市の落花生の魅力を発信する恒例イベント「やちまた落花生まつり」がJR八街駅北口広場であり、市内外の愛好家や家族連れが粒ぞろいの味覚を求めて試食会や即売会を楽しんだ。 　八街商工会議所落花生部会や市商工観光課でつくる実行委員会が主催し、今年で6回目。最もにぎわったのが、旬の大粒品種「おおまさり」を取り扱うコーナーで、実食後に買い込む客で長蛇の列ができ、用意した約2千袋は午前中に完売。特産の生姜（しょうが）を使用した「八街生姜ジンジャーエール」や新鮮野菜の販売会も盛況で、八街が誇る豊富な農作物が来場者の関心を集めた。 　特設ステージでは、市立八街中学校吹奏楽部や、昨年デビューした市公認アイドル「落花生娘（おちむす）」が登場し、地元愛が詰まった歌唱パフォーマンスで観衆を魅了。落花生にちなんだゲーム大会などもあり、子どもたちの歓声が響いた。 　市観光農業協会の村野保彦会長（56）は「イベントは年々活気づき、去年よりかなり忙しくなった。認知度が高まってきている」と手応えを示した。