《天衣無縫で泰然自若、最高・最強のヒロイン》「成瀬あかり」を描いたシリーズが75万部を突破[文芸書ベストセラー]
5月14日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『成瀬は天下を取りにいく』が獲得した。 第2位は『成瀬は信じた道をいく』。第3位は『俺たちの箱根駅伝 上』となった。 1位の『成瀬は天下を取りにいく』は4月10日に発表された「2024年本屋大賞」を受賞した作品。我が道を行く少女・成瀬の青春と成瀬により影響を受け変わっていく人々を描く。トーハンの週間ベストセラー・文芸書部門では6週連続で1位を獲得している。 2位の『成瀬は信じた道をいく』はその続編。書評家の吉田伸子さんは成瀬を《天衣無縫で泰然自若、最高・最強のヒロイン》と評す。短編5編が収録されており、吉田さんは《どの物語も、成瀬らしさが爆発していて、前作からの成瀬ファンには堪らないのだが、本書から読んでも大丈夫(とはいえ、本書を読めば100パー前作を読みたくなります! )。》と解説し、《以後、成瀬がどんなふうに年齢を重ねていくのか。このシリーズからは目が離せない! 》とさらなる続編に期待を寄せている。同シリーズは電子書籍も合わせ累計発行部数は75万部を突破している。 1位『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈[著](新潮社) 中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍、閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。さらにはM-1に挑み、実験のため坊主頭にし、二百歳まで生きると堂々宣言。今日も全力で我が道を突き進む成瀬から、誰もが目を離せない! 話題沸騰、圧巻のデビュー作。(新潮社ウェブサイトより)
2位『成瀬は信じた道をいく』宮島未奈[著](新潮社) 成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生……。個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!?読み応え、ますますパワーアップの全5篇! (新潮社ウェブサイトより)