フタバ食品 39周年「サクレ」が牽引 今期も増収増益達成
フタバ食品の24年8月期決算は、売上高前年比5%増(231億1800万円)、経常利益15%増(16億1500万円)、当期純利益2%増(10億3400万円)。 売上の8割強を占める冷菓・冷凍調理食品部門は2%増。このうちアイスクリーム・氷菓類は「サクレシリーズ」の新商品「サクレWメロン」が牽引し、シリーズ全体で前年を上回った。マルチは「サクレレモンバー」に加え季節シリーズ商品が貢献した。 中華まんじゅう類は肉まん、あんまんのほか高付加価値商品やバラエティー品、リニューアル品の市場導入に努め、なかでもコンビニ向け商品が好調だった。餃子類はコロナウイルス感染症の5類移行後、高速道路のサービスエリア、パーキングエリアの利用客増加にともないお土産用餃子の売上も徐々に増加した。 通信販売事業は贈答用品の市場が縮小傾向にあるなか、ギフト商品での売上減がみられたが、サクレシリーズ商品が好調に推移したことで前年を上回った。SNSを使った情報発信も認知拡大につながった。