悠仁さまの合格、つくば沸く…1年先輩の学生「しっかり過ごさなくてはという緊張感がある」
秋篠宮家の長男で筑波大付属高校3年の悠仁さま(18)が、筑波大に進学されることになった。宮内庁が11日、生命環境学群生物学類の推薦入試に合格されたと発表。茨城県内の関係者や筑波大の学生から歓迎や祝福の言葉が相次いだ。(佐野祐亮、菅彩織理) 【写真】隣席の東北大学長に「お前、漱石は読んだか」と言われ…北大学長「生意気な男だと思った」
つくば市にある農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)のシニアエグゼクティブリサーチャー、矢野昌裕さん(68)は2020年3月以来、稲の品種改良について悠仁さまと交流を続けている。23年8月には、農研機構の水田で見学に訪れた悠仁さまと言葉を交わした。
今回の合格発表を受けて矢野さんはコメントを出し、「合格おめでとうございます。自然・生物に関する知識を吸収され、ご興味をさらに深められることを期待します」と祝福した。悠仁さまが学ばれる生命環境学群については「生物の進化や生態を学ぶ環境としては良い。つくば市近郊では、植物や昆虫の生態の観察などに適した場所もある」と評価。「色々なことを経験され、さらにご成長、ご活躍されることを期待しております」と結んだ。
「進学先に選ばれて誇らしい気持ちと、同じ大学の学生としてしっかり過ごさなくてはという緊張感がある」と話すのは、人文・文化学群に属し、大学新聞の記者も務める1年生(18)。取材に「学群を横断し、様々な分野の授業を受けられるのが筑波大の良さ。ご一緒に学んでいきたい」と声を弾ませた。
首長も喜びを隠さない。父の秋篠宮さまが今年5月に水戸市植物公園などを訪問された際に同行した高橋靖市長は「本県が悠仁さまの学びの場になることは、県民として大変光栄。昆虫がお好きだと聞くので、自然豊かな県内各地に足を運んでいただけたらうれしい」と述べた。