FA取得で"決断"…FA宣言残留した一流選手(2)まだ欠かせない大ベテラン
シーズンオフに大きな話題を集めるのが、フリーエージェント(FA)移籍だ。2023年オフには西川龍馬、山﨑福也、山川穂高が国内移籍を決断した。一方で、FA権を行使した上でチームに残留し、球団一筋を貫く選手も存在する。ここでは、FA宣言残留した現役選手を紹介したい。
栗山巧(埼玉西武ライオンズ)
・投打:右投左打 ・身長/体重:177cm/85kg ・生年月日:1983年9月3日 ・経歴:育英高 ・ドラフト:2001年ドラフト4巡目 今季でプロ22年目を迎える大ベテランの栗山巧も、FA宣言残留を決断してチーム愛を貫いた選手の1人だ。 2001年ドラフト4巡目で西武ライオンズに入団した栗山は、2004年に一軍デビュー。徐々に出場機会を増やすと、2008年からは不動のレギュラーに定着。 同年は138試合出場、打率.317、167安打、11本塁打、72打点の好成績を残し、最多安打とベストナインに輝いた。 さらに、2010年には全144試合に出場。打率.310、74打点、出塁率.400の活躍でベストナインとゴールデングラブ賞のW受賞を果たした。 その後も安定した数字を残し、2012年シーズンからは主将に就任。文字通りチームを牽引する存在となった。 海外FA権を取得した2016年オフには、FA権を行使した上で残留を発表。FA流出の多い球団だったがチーム愛を貫いた。 2021年には、生え抜き選手として球団史上初となる通算2000安打を達成。2023年には40歳を迎えたが、卓越した打撃技術は健在だ。
ベースボールチャンネル編集部