DeNA・戸柱恭孝が〝日本一のパパ〟に!「活力になったのは家族の存在が一番にあった」
DeNA・戸柱恭孝捕手(34)が27日、都内で開かれた子育てにまつわるトレンドを表彰する「第17回ペアレンティングアワード」に出席。スポーツ部門で選出され「光栄に思います。今年日本一になりましたけど活力になったのは家族の存在が一番にあった」と声を弾ませた。 プロ9年目の今季は扇の要としてポストシーズンで無類の勝負強さを発揮。チームの1998年以来、26年ぶりの日本一に貢献した。ただ、ひとたび球場を離れると3児のパパとして子育てに奮闘。朝は保育園の送り迎え、夜は寝かしつけを積極的に行っているという。 子供たちの存在が戸柱の背中を押した。昨年オフは悩み抜いた結果、国内フリーエージェント(FA)権を行使せずにDeNA残留を決意。「残留するか、FAを行使するか悩んだ時期に娘から『パパはやっぱり青が一番似合っている。青がいい』と言われた。その言葉が本当に力になりました」と舞台裏を明かした。 グランドでは頼りになるベテラン捕手として強気な投手陣の意見に耳を傾ける戸柱。子育てで意識していることを問われると「子供たちがよくしゃべるので、必ず耳を傾けることを心掛けています」と捕手らしく答えた。 本職の野球については「日本一になったんですけどリーグ3位でしたし、リーグ優勝していない。来年はそこに向かって全力でやっていきたい」。一家の要でもあり、扇の要でもある男がリーグ頂点を狙う来季へ、言葉に力を込めた。(加藤次郎)