取手G3準Vの前S班・守澤太志 好調ムードの理由は「(新山)響平のセッティングを真似てみた」/小倉競輪
小倉競輪場のナイター「吉岡稔真カップ争奪戦(F1)」は5日、初日を迎える。12RのS級初日特選を走る守澤太志(38歳・秋田=96期)に話を聞いた。 前場所の取手記念は決勝進出を果たし前へ前へと運ぶ巧妙な取り口で準V。さすがに突き抜けるまでは難しかったが、何でもありの総力戦は軽快だった。 「もっと楽に入れれば突き抜けたかもしれないけどバックを踏みながらだったので。それにずっと重いところを踏み続けていたのできつかったし、どのみち2着までだったでしょうね」 それにしても激戦の取手は久しぶりに守澤らしい立ち回りだった。デキは相当良さそうだ。「最近はこれまでの失敗を踏まえて色々と修正したことがいい方向に向いている、というか噛み合ったのかも。それに高松宮記念杯で(新山)響平のセッティングを真似てみたのもよかったかも。やろうとしていることは一緒なので乗りやすいんです」と、勢いそのままに好調ムードを漂わせての小倉入りとなった。 特選12Rは坂井洋の番手を得た。坂井とは地区は違えど、幾度も好連係を決めて相性もいい。相手は町田太我に、渡部哲男ー小川勇介と当大会の冠に配された吉岡稔真氏の練習グループに属する2人がおり一筋縄とはいかないが、坂井との鉄壁布陣で一蹴する。(netkeirin特派員)