北上にガス供給施設 キオクシア第2棟に隣接、安定生産貢献へ
産業ガス大手エア・ウォーター(大阪市、資本金558億5500万円、豊田喜久夫会長)が岩手県北上市の北上工業団地に整備していたガスセンターが完成し、2日に市と企業立地調印式が行われた。隣接するキオクシア北上工場第2製造棟(K2)の2025年9月の稼働予定を見据え、半導体製造用ガスを供給し、安定生産を支える。 ガスセンターは22年1月に着工した。約1・8ヘクタールの敷地に鉄筋コンクリート造り3階建て(延べ床面積5648平方メートル)の事業所など複数の施設を整備。主に窒素や酸素、水素、アルゴンなどを現地生産し、敷設した配管から南側に立地するK2に送る計画だ。