松坂桃李&役所広司 5度目の共演 江戸時代に疫病と闘った実在の町医者を描く時代劇
俳優の松坂桃李さん(35)が22日、映画『雪の花 -ともに在りて-』(2025年1月24日公開予定)に主演することが決定。共演する役所広司さん(68)、芳根京子さん(26)とともにコメントを寄せました。 【画像】松坂桃李 日本人ならではの特性に納得 “言わなくてもわかるだろう精神”
映画の原作は、小説家・吉村昭さんが1988年に発表した「雪の花」(新潮文庫刊)。江戸時代末期を舞台に、数年ごとに大流行して多くの人命を奪う疫病の天然痘と闘った1人の町医者の実話を描く時代劇です。 主人公で福井藩の町医者・笠原良策を松坂さん、良策が教えを請う京都の蘭方医・日野鼎哉(ひのていさい)を役所さん、良策を懸命に支える妻・千穂を芳根さんが演じます。 松坂さんは「非常に身が引き締まる思いです。今回、再共演となる役所広司さんはじめ、素敵なキャストの方々と共演させてもらえたのは何より心強かったです。わからないもの程怖いものはない、そんな未知の病と戦った一人の町医者がつないだ希望。懸命に命と向き合う笠原良策の姿を『雪の花』という作品を通して観ていただきたいです」とコメント。 役所さんは、今回が5度目の共演となる松坂さんについて「松坂くんとは何度かご一緒していますが、良策という役は本当に心の澄み切った青年で、松坂くんにぴったりだと思いました。今の時代があるのも、色々な人たちが命をかけて頑張った結果なのだろうなと、そんな想いをこの映画を通して感じていただきたいです」と語りました。 また、芳根さんは「千穂という素晴らしい役に呼んでいただけてとても光栄でした。と同時に、自分に務まるのかすごく不安でしたが、小泉(堯史)監督から優しさと強さを大切にしてほしいと導いていただきました。今回は殺陣や太鼓、調薬など撮影前から毎日必死に役作りを準備してきましたが、時間をかけた分より丁寧に演じられたと思います。松坂桃李さん演じる良策とも素敵な時間を積み重ねることができました」とコメントを寄せました。