「他の子どもたちみたいに自由が欲しい」在留資格得られぬ難民申請者「仮放免」の子どもが絵と作文で生きづらさ訴える
子どもたちの未来を奪ってはいけない
そして中島さんは絵画作文展についてこう続ける。 「絵画展は今年で4回目ですが、毎年、子どもたちの作品には驚かされます。この子たちの未来を奪うわけにはいかないと思わされます。多くの方に、作文・絵画に込められた子どもたちの思いを直接知っていただき、あるべき日本社会を考えていただけたらと願っています」 日本が国際的に定められる「子どもの権利条約」を批准したのは1994年で、今年はちょうど30年となる。子どもの権利条約ではすべての子どもが命を守られ教育や医療、生活への支援を得られるとしている。「子どもの権利条約」を批准した日本は、仮放免の子どもたちの未来に対しても責任を持つことが求められている。 (執筆:フジテレビ報道局解説委員 鈴木款)
鈴木款