「“鋼のメンタル”と言われている」と斎藤知事 自身の進退明かさず 「県議は解散なくなったと噂が」泉房穂氏
先週、不信任決議が可決された兵庫県の斎藤知事、自身の進退について、「固まってきた」としつつも明言を避けた。 【写真】取材に応じる斎藤知事 一方、県議の各会派は早くも次の知事選挙に向けて準備を始めている。 24日朝、不信任決議が可決されてから初めて登庁した斎藤知事。 兵庫県・斎藤元彦知事:思い悩みながら3連休も考えて来た。だいぶ固まってはきています。改革をしっかり進めたい思いは今も明確に持っていますから、自分がどういう判断をしていくかを見定めていきたい。
■これまであまり見せなかった弱気な一面も
一方で、これまであまり見せなかった弱気な一面も… 兵庫県・斎藤元彦知事:世間的にはもしかしたら、『メンタルがすごく強い』『鋼のメンタル』って言われている面もあるみたいですけど、自分自身は本当に、今朝も苦しい胸の内もあったりとか、やっぱり人間ですから、思い悩むことも多々これまでもありましたんで。知事はもっと強くあるべきと言う話もあるかもしれないですけど、私もやっぱり一人の人間ですから、そこはやっぱり、苦しい胸の内もありながら決めなきゃいけない。 知事は今週金曜までに会見を開いて対応を明らかにすると話しました。
■県議会の各会派は県知事選に向けて、推薦する候補者を選ぶ検討会が開かれた
一方で、現実味を帯びてきたのが知事選挙。 県議たちは早くもその対応に追われている。 自民党では、推薦する候補者を選ぶ検討会が開かれた。 24日の会議で具体的な候補者の名前は上がりませんでしたが、知事の判断もにらみつつ、近く方向性を示す方針を明らかにした。 自民党 北野実幹事長:まず自分たちがしっかりとした知事候補を検討するということですね。県政を前に進める方、正常化を図っていただける方、県民にもしっかり伝えられて、選んでもらえる方。 また、独自候補を擁立する方針を固めた維新の会も、候補者の選定には至りませんでしたが、党本部の幹事長らと意見交換を行ったということだ。 県議会は25日から代表質問と一般質問が予定されていたが、「不信任決議を可決した知事に行う意味はない」として、休会することを決めた。