ガッカリ…。今季期待ハズレだった欧州日本人(5)移籍大失敗…。2部でも0得点に終わったアタッカー
ヨーロッパ主要リーグの2023/24シーズンが終了した。各地で評価を高めた日本人選手がいる一方で、さまざまな理由から望んでいたような活躍ができず、周囲の期待に応えられなかった選手もいる。今回は、今季十分な働きができなかった日本人選手をピックアップして紹介する。※データは『transfermarkt』を参照。
MF:奥川雅也 生年月日:1996年4月14日(28歳) 所属クラブ:アウクスブルク、ハンブルガーSV 2023/24リーグ戦成績:2試合0得点0アシスト(アウクスブルク)、8試合0得点0アシスト(ハンブルガーSV) 2021年からドイツのビーレフェルトでプレーしている奥川雅也は、2021/22シーズンに1部で8得点を記録すると、2部に降格した2022/23シーズンは30試合に出場し、5得点10アシストを記録した。昨年夏は、クラブの3部降格に伴って契約が解消となり、フリーでアウクスブルクに加入している。 しかし、鎖骨骨折でシーズン序盤を欠場した奥川は、新チームでのポジション争いに出遅れ、リーグ戦では途中出場2試合にとどまった。冬に2部のハンブルガーSVからレンタルの打診があって環境を変えたが、加入直後にひざを負傷してしまう。さらに、2月12日にティム・ウォルター監督が解任された。2018/19シーズンのホルシュタイン・キール時代の恩師であるウォルター監督が去ったことは奥川にとって不利に働き、最後までゴールに絡むことはできなかった。 2021/22シーズンはブンデスリーガで8得点を記録した奥川は、1部でも結果を残せる力があるはずだが、今季は不運も重なってしまったようだ。
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