阪神・青柳 メジャー移籍でも子供たちへ支援を継続 故郷に80万円分の図書カード寄付
阪神・青柳が、故郷の神奈川県横浜市鶴見区の小学校や保育園に80万円分の図書カードなどを寄付した。代表訪問した潮田小と汐入小では、ハイタッチや質問コーナーなどで子供たちと交流。ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指している右腕は、戦いの場を米国に移しても同活動を継続する。 「続けられたらいい。活躍しているからやるのではない。(鶴見は)僕の育った町で、著名人が身近にいるというのがいいこと。身近であり続けたい」 一本気な信念で恩返しを続ける。21年から4年連続の学校訪問。触れ合う最中に児童からメジャー挑戦へのエールを送られ「行けるかどうか分からないんで…」と苦笑いを浮かべつつ、「本当にうれしい」と感謝した。4日に大リーグ機構(MLB)への同システム申請が受理され、現在は交渉期間のまっただ中。目立った動きはないが、野球の本場のマウンドに立つ日へ向け、着々と準備を進めている。 「僕自身が元気をもらえる。少しでも小学生の記憶に残ってくれたら」。来オフは、大リーガーとして凱旋を――。野望を胸に、31歳は吉報を待つ。 (八木 勇磨)