ナチス建国図り軍事訓練 極右議員ら8人を拘束 独検察
【ベルリン時事】ドイツ検察は5日、ナチス思想に基づく国家の再建を図りテロ組織を結成した疑いで、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の地方議員を含む過激派グループの男8人を拘束したと発表した。 報道によるといずれも20代で、武装して準軍事的な訓練を繰り返していたという。 検察によると、男らは「ザクセン分離主義者」を自称する反ユダヤ主義や終末論的な考えを持つ15~20人のグループに属し、ザクセン州など東部地域一帯を武力で制圧することを計画。「来たる『Xデー』にドイツが崩壊する」と想定し、市街戦や銃器の使用、夜間行進などの訓練を行っていた。