輸血用血液の不足を救いたい!岡山市の献血ルームに地元の菓子会社が献血協力者向け記念品を寄贈【岡山】
岡山放送
今、輸血用血液が不足する状態が続いています。そうした状況を改善しようと、献血ルームなどの魅力アップにつなげる取り組みが岡山市で行われています。 岡山市北区の献血ルーム「ももたろう」では、地元の4つの菓子会社から献血をした人に渡す記念品として、銘菓の「きびだんご」や「生サブレ」など800個が贈られました。 深刻な状況となっているのは、輸血用血液です。使える有効期間が採血から4日から28日しかなく、安定的に確保するため継続的な献血が必要とされています。しかし、少子高齢化などの影響で主に輸血を必要とする高齢者層が増加する一方、10~30代の献血協力者数はこの10年間で約33%減少。岡山では10月に入りすでに80人分の血液が不足していて、危機的状況にあるということです。 (岡山県赤十字血液センター 今脇嵩行管理係長) 「コロナ禍が明けても以前より少ない献血状況が続き、今年度(2024年度)も厳しい状況。幅広い年齢層の人に協力してもらえる素敵なボランティアなのでたくさんの人に献血に来てもらえれば」 寄贈された記念品は10月10日から13日まで市内の献血ルーム2か所で先着順に配られるほか、移動献血バスでもプレゼントされます。 また血液センターは、他の企業などとも協力して記念品を配ったり、2023年、新たに開設したアプリなどを使ったりして、献血を呼び掛けていくということです。
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