【懲役19年の実刑判決】その時丸山被告は「落ち着かない様子で何度も顔の汗をハンカチで拭う」元県議の妻殺害事件 裁判員は…
テレビ信州
23日の判決。 元県議の丸山大輔被告は黒いスーツに青いネクタイ姿で出廷しました。 裁判長から、はじめに「懲役19年の実刑判決」が言い渡されるとまっすぐ前を見つめたまま聞いていました。その後、表情を変えず席に戻り判決理由を聞いている間は落ち着かない様子で何度も顔の汗をハンカチでぬぐっていました。 判決を見守った希美さんの母は、被告の不倫関係について話が及ぶと涙を流しながら聞いていました。 最大の争点となった丸山被告の「犯人性」について長野地裁は「複数の事実関係などが別々の角度から被告人が犯人であることを指し示している」とし、「被告人が犯人である認定に合理的な疑いは残らない」として検察側の主張を認める形となりました。 逮捕前の丸山被告を取材。 当時は「何があったか知りたい」と悲痛な心境を語っていました。丸山被告は質問には淡々と答え、穏やかな人物である印象でした。 これまでの裁判で、被告は当時と同様に落ち着いて堂々としたそぶりを見せていましたが23日判決理由を聞いている間はうつむきながら暗い表情を浮かべていました。 裁判終了後には「裁判員6人」が報道陣の取材に応じました。 ある方は、「直接的な証拠がない中で、4つのテーマを総合的に見てどう判断するかが難しかった」また別の方は「裁判所の外で受けるような内容・情報は入れず法廷内でのことで判断した」と話していました。