【オートレース】森且行、地元ナイター初日は3着「夜になると乗りやすい」~川口オート
オートレーサーの森且行(50)=川口・25期=は14日、埼玉県川口オートレース場で行われた地元開催の初日第8R「予選」に出走。0~50メートルハンデの大外8枠という厳しい位置からレースを開始して、じっくりと先行勢を切り崩していったが、勝った人見剛志、逃げた片野利沙には届かず3着ゴールだった。 勝利はならなかったが、初戦からそれなりの動きを披露して森の表情は決してダークではなかった。「やっぱり夜になると乗りやすいね。無理して乗っていないから、レースが終わった後も全然疲れなかったしね。試走(トップタイムの3秒30)もちょっと失敗しちゃったので、もう少し出せたと思うし、うん、悪くないよ! あとはスタートかあ。練習も6回したけれど、ぜ~んぜん切れていないね。それにしても人見君のハンデは軽すぎでしょう(苦笑い)」 この日も実戦を終えてロッカーに戻ると、先輩、後輩、同期たちが続々とあいさつに訪れていた。声を掛けられるたびに、森はひとり、ひとりに応対していた。ちなみに諸先輩から「おつかれ」と声が掛かると「はい、ありがとうございま~す」と丁寧に返答。気心の知れた同期たちに労われると、軽く表情を崩して「うん、悪くない、悪くないよ。あとはタイヤかな」と現況を包み隠さず答えた。そして、一番感心してしまうのは、特に大きな接点のない後輩たちが「森さん、おつかれさまでした」と訪れた時だ。この時の森は、さらにもう一段階丁寧でソフトな声色で「ありがとうございますっ!」とひとり、ひとりの目を見つめながら、返答していた。目下の者にほど、丁寧に対応する。これはぜひ見習いたい姿勢です。大スターの長いまつげアイで見つめられながらあいさつを返されたら、そりゃあ後輩たちの尊敬の念も高まるわけです。
報知新聞社