長崎海星の2年生リードオフマン・濱部大間「目指すは超攻撃的1番打者」!
今春長崎県大会で準優勝をはたした海星の加藤慶二監督が、「伸び盛り」と評するのが1番で遊撃手の濱部 大間(おおま)(2年)だ。 春季大会では18打数6安打4打点の活躍。2年生ながら、バッティングでの対応力の高さと、守備においても華麗なボールさばきが魅力の選手だ。 【トーナメント表】春季長崎大会 結果一覧 濱部が理想とするのは、2019年夏、全国制覇した履正社の1番バッター桃谷 惟吹(いぶき)(履正社-立命館大-ヤマハ)だ。 当時の桃谷は、甲子園全6試合で、1回戦霞ヶ浦戦での先頭打者本塁打を含む28打数11安打の大暴れ。決勝では星稜・奥川 恭伸(星稜-ヤクルト)を相手に5打数2安打、全5打席で初球打ちをした超攻撃的1番バッターであった。 濱部は、桃谷のような一球目から甘い球が来たら仕留めに行く積極的な1番打者を目指しているという。 「甲子園でプレイするのが目標です。甲子園では投手の質も違ってくると思います。140キロを超える球も多いでしょうし、球質も良いと思います。レベルの高いピッチャーに対応できるようになりたいです」 濱部の守備も注目してほしい。遊撃に飛んだ深い打球を逆シングルでとって、一塁への力強い送球は必見だ。 「守備範囲の広さをもっと広くしていきたい」と語るように、深いところから一塁に強いボールを投げられるだけに、さらに守備範囲が広くなると、他校には脅威になるだろう。 夏までの約3ヶ月。伸び盛りの2年生がどこまで成長するか。 「初球のストライクもフルスイングで振っていき、 ボールはしっかり見極める。積極的なバッターになりたいです。走塁面では初球からどんどん走っていきたいです。積極的に次の塁を狙えたらと思います」 濱部の成長が見ることができれば、海星の甲子園出場もぐっと近づくだろう。 ◆選手プロフィール 濱部 大間(2年) 177cm 70kg 右投右打