イ・ジェウク“テオ”『俺の存在理由はお前だけ』イ・ジュニョン“イナ”への思い告白に視聴者熱狂「射抜かれた」<予期せぬ相続者>
強烈な野心を胸に秘めた3人の若者が同盟を組み、巨大財閥一族を相手に危険なプロジェクトを繰り広げていく「予期せぬ相続者」の第3、4話が3月6日に配信された。成り上がりを狙う天才ハン・テオ(イ・ジェウク)と財閥の婚外子カン・イナ(イ・ジュニョン)がカンオグループに入社し、2人はギリギリの攻防にさらされる。そんな中、めったに本心を見せないテオがイナに放った強烈な一言に、視聴者の注目が集まった。(以下、ネタバレがあります) 【写真】圧倒的ビジュアル!メインキャストを務めるイケメン2人&美女の3ショット ■「予期せぬ相続者」とは 「予期せぬ相続者」は、非道な父親を見返したい天才・テオ(ジェウク)、巨大財閥一族からつま弾きにされた孤独な婚外子・イナ(ジュニョン)、そして借金まみれの人生と決別したいヒロイン、ナ・ヘウォン(ホン・スジュ)が手を組み、のし上がっていく姿を描くリベンジミステリー。 大学時代の3人が出会い関係を深めていった1、2話に続き、3、4話ではその5年後、3人が大財閥カンオグループを手に入れるため、それぞれの立場からグループに食い込んでいく様子が描かれた。 ■イ・ジェウクが本心を読ませないハン・テオを好演 中でもスリリングなのが、首席でカンオグループに入社したテオのその後だ。ポーカーフェイスのテオが、解雇をチラつかせるカン会長(チェ・ジノ)に一歩も退かず、賢さと度胸を武器に真正面から斬り込んで信頼を勝ち取っていく。「ドドソソララソ」(2020年)や「還魂」(2022年)といった主演作で実力を蓄えてきたジェウクが、大企業内部の覇権争いに飲み込まれることなく淡々とグループ掌握計画を遂行していくクールな天才を好演している。 計画の要である共生協力センターからカン会長の息子で後継候補のカン・ソンジュ(イ・ジフン)を除外することに成功した矢先、カン会長が倒れ、計画は危機を迎える。だが実はそれすらも計算のうちで、テオは大胆かつ完璧なシナリオを作り、このピンチを切り抜ける。 そのシナリオは、イナにも知らされていなかった。「俺には話しておくべきだろ!」と激高したイナ。仲間にも本心を読ませないテオに、イナの信頼もぐらつく。まったくブレないテオとは対照的に、苦悩や焦り、不安といった感情に揺れ動くイナの人間らしさが際立つ。 そんなイナに、普段は冷静なテオが声を荒らげた。「生半可に人生懸けたんじゃない。お前だけでも生き残れば、またやり直せる。2人とも失敗したら終わりだ」。そしてイナを真っすぐ見つめ「お前を会長にするのが俺の存在理由だから。俺の存在理由は、お前だけだ」と胸のうちを明かした。 ■イナがグループの中枢へ 財閥内部でうごめく海千山千を相手に危険な賭けを繰り広げるテオとイナの絆が垣間見えたこのシーン。かたずを飲んで見守っていた視聴者からも「ここにきてテオの激重感情が!」「射抜かれた。テオがかっこよすぎる」「ずっと2人のブロマンスを見ていたい」といった声が上がった。 ここからストーリーはさらに加速し、一気にイナが“カン会長の息子”としてグループの中枢に食い込んでいく。気がかりなのは、テオ&イナとヘウォンの微妙な関係。イナと結婚の約束をしたヘウォンだが、本心では自分と似た境遇のテオにより心を寄せているようにも見える。大きな不安要素も抱えながら、いよいよ戦い本番へと身を投じていく3人から目が離せない。 「予期せぬ相続者」は、ディズニープラスのスターにて毎週水曜に2話ずつ独占配信(全12話)。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部