巨人24歳左腕「来年は1軍で投げなきゃ意味がない」阿部監督が握り指導の新球種で支配下再昇格狙う
巨人の山田龍聖投手(24)が5日、“和田魂”で支配下再昇格をつかむ覚悟をにじませた。1年目のオフに弟子入りしたソフトバンク・和田が引退を表明。「あれだけ活躍している選手でさえ、すごく追い込んでいた」と一流の姿勢は強く印象に残っている。3年目の今季は2軍では29登板で防御率1.65も1軍登板はなく、来季は育成選手として再出発する見通し。「来年は1軍で投げなきゃ意味がない。1軍で投げて抑えるにはどうしたらいいかを突き詰めてやりたい」と力を込めた。 G球場での秋季練習では“慎兵器”を授かった。ブルペンで練習中、阿部監督からカットボールの握りを助言されて試投。課題としていた曲がり球で新球種に挑戦し、「いい球も何球かあったので、続けていきたい」と手応えをつかんだ。今月中旬からはオーストラリア・ウィンターリーグに参戦予定で「せっかくチャンスがあるので投げていきたい」と習得を目指していく。(小島 和之)
報知新聞社