《M-1決勝後の本音》ダイタクがダンビラ大原と語る「海原ともこ」とのアイコンタクト「どのネタでも優勝はできなかったと思う」【M-1特集5杯目】
3回の甘噛み
──審査員の方々のコメントで印象的だった言葉はありますか? 大:俺はやっぱり(海原)ともこさんの「地味」ですかね(笑)。確かに僕らって地味です。 ダンビラ大原:1回も思ったことなかったっすけどね。 拓:まぁ、漫才自体に派手さはないよね。俺、令和ロマンの優勝が決まって優勝賞品とか目録を渡されているときに、ともこさんと目が合って「しっかりしぃや!」みたいな目をされて「すみません」っていうアイコンタクトだけしました。 ──ダイタクさんのネタにも登場されるご両親から何かメッセージはありましたか? 大:お袋からは「決勝行ってから決勝前の2週間、夢見れたから楽しかったよ」って。親父はネタ終わって点数発表された後「まぁまぁこんなもんだろうな」って感じですかね。 拓:LINEのメッセージでやりとりしたぐらいです。 ──15年間闘ってきたM-1を終えたいま、お互いに労いの言葉をかけてださい。 拓:俺らはずっと決勝にいけないのかもって思っていたし、強がって「決勝に行かなくていい」とか言っていたけど、どこかでは絶対に決勝に行きたいという心の火は消さず、ずっと腐りもしなかった。俺らよく保ったし、よくやってきたよ。 ──大さんから拓さんへお願いします。 大:そうですね……決勝が終わった時に、拓が3回甘噛みしたって周りから言われたんですよ。緊張してた?って拓に聞いたら全くしていないって言うんです。 拓:1ミリもしていないです。 ダンビラ大原:気抜いてたんすか? 拓:まさに。言葉に魂がのってなかったわ。 大:だから俺から言いたいのは、3回甘噛みしたけど、緊張しないでくれてありがとう。 【本日の酒量】 瓶ビール大:3本 キンミヤ焼酎ボトル3本 【プロフィール】 ダイタク 1984年12月28日生まれ。熊本県出身。 2009年に結成した双子コンビ。 『M-1グランプリ2024』(テレビ朝日系)に、ラストイヤーにして初の決勝進出を決め、7位の結果で幕を閉じた。 2025年2月20日に東京・有楽町よみうりホールで主催ライブ『ダイタクの伝家の宝刀』が開催される。 【撮影協力】 呑ん処 二◯九 東京都渋谷区道玄坂2-9-10 松本ビル 1F 取材・文/まつもと