【イベントレポート】タイ発ホラー「フンパヨン」Upが来日、撮影回想し「本当に怖がっています!」
タイ発ホラー映画「フンパヨン 呪物に隠れた闇」のプレミア上映会が本日6月8日に東京・シネマート新宿で行われ、来日したキャストのプーンパット・イアン=サマン(Up / アップ)が登壇した。 【画像】ファンとハイタッチするプーンパット・イアン=サマン(Up / アップ) 本作の主人公は、アップ演じる自閉症の青年テとプーウィン・タンサックユーン(Phuwin / プーウィン)演じる目に見える確かなものだけを信じるターム。出家した兄のティーに会うため旅に出たタームは、ドンシンタム島で人形(フンパヨン)に妄信的な信仰を寄せる村人たちと出会うも、ただの盲目的な迷信だと考えるようになる。その後、死人が続出するなど村では恐ろしい出来事が多発。さらに曽祖父シンタムの人形が壊されてしまったことから村人たちは怒りに燃え、呪いの儀式を開始する。 大歓声に迎えられ、登場したアップ。オーディションを経て、出演が決まった際のことを振り返り「映画やドラマの出演が決まると毎回そうですが、ドキドキワクワクしました! プーウィンと共演できてとてもうれしかったです」と笑顔を見せる。そして「怖がりですし、すぐ驚くから、個人的にホラーは観ないんです。(劇中では)本当に怖がっています!」と力説し、「撮影中はわざとコンタクトを外していました。何かが見えたらいやなので(笑)」と続けた。 また撮影中一番大変だったこととして「移動」を挙げ、「各ロケ地はアクセスするのが難しい場所。到着しても怖い場所なので眠れないんです。マネージャーのジャスティンも怖がっていて、怖さが2倍になってしまいました(笑)」と明かす。さらにアップが「ホラー映画の撮影なので知らない間に間違ったことをしてないかなと心配でした」と話すと、司会から「本物が来ちゃったりとか聞きますよね」との声が。アップはすかさず「それはいやだ!」と怖がっていた。 監督であるポンタリット・チョーティグリッサダーソーポンがロケ地に出会ったことがきっかけで制作された本作。アップは「監督はお寺に寄進したり、参拝したりするのがすごく好きなんです。あるとき、偶然ロケ地に出会って、ここはすごく怖くて、いい雰囲気だから映画を撮りたいなと思ったそうです」と伝え、「ロケ地には本物のフンパヨンが置いてあったのでとても怖かった。その代わり、役に入り込めました。ただ1人でトイレには入れませんでした(笑)」と回想した。 本作を「どんな人に観てほしいか?」と質問が飛ぶと、アップは「どんな方にも観ていただきたいです。怖いだけでなく、監督がこっそり忍ばせておいた意図、細かいものがあります」とアピール。そして今後について問われると「どんなものでもやりたいです。演じたことがない役やチャレンジングな役を演じるときに、すごく演技への情熱が満たされる気がするんです。なのでチャンスがあればどんな役でも演じたいです」と言葉に力を込めた。 イベント終盤にはプライベートの話題に。アップは「まだどこにも行っていないんですが、明日帰らなければならないんです」と残念そうに明かしつつ、「でもタワーレコードでレコードを買いました。前回のファンミーティングで歌った、松原みきさんのアルバムです」と言及する。次回来日する際のことを問われると「こんなふうに皆さんとお話ししたいですし、美味しいものが食べたいです。(食べ物を)お薦めしてほしいです!」と観客にリクエスト。「焼肉」「寿司」「ラーメン」「焼き鳥」「蕎麦」などが候補に上がった。 なおイベントではアップが、抽選で選ばれたファンにサイン入りポスターを贈り、ハイタッチする一幕も。彼は「卒業証書授与式みたい」と例え、会場を笑わせていた。 「フンパヨン 呪物に隠れた闇」は全国で公開中。 (c)Five Star Production Co., Ltd. 2023