トランプ氏、OMB局長に保守派ボート氏起用を計画=関係筋
Gram Slattery Alexandra Ulmer [20日 ロイター] - トランプ次期米大統領が行政管理予算局(OMB)局長に保守派のラッセル・ボート氏の起用を計画していることが、政権移行プロセスに詳しい関係者2人の話で分かった。 ボート氏はトランプ政権1期目にOMB局長を務めており、再び就任すれば、規制の撤廃や予算の優先順位設定において重要な役割を果たすことになる。 また、数千人の連邦政府職員を重要な雇用保障の対象から外す「スケジュールF」と呼ばれる政策を実施する立場となる。 ボート氏はトランプ氏再選に向けた支持者ら保守派グループによる広範な政策提言「プロジェクト2025」の策定に関わった。これには政府を大幅に再編し、通常は職員に委ねられている重要な決定権を、任命された保守派に持たせる案が含まれている。 関係者によると、トランプ氏はOMB局長人事について考えを変える可能性もある。ごく最近まで他の複数候補も検討されていたという。 トランプ氏の政権移行チームとボート氏は現時点でコメント要請に応じていない。