「学歴ロンダリング」と言われても…「9浪はまい」さんが東大大学院にこだわった理由
「9浪はまい」こと濱井正吾さんは、9浪して早稲田大学教育学部に合格し、現在はYouTuberとして活躍しています。2023年秋に東京大学大学院の受験に挑戦しました。受験の結果と、なぜ東大を目指したのか、そして今後の目標について聞きました。 【写真】東大大学院に落ちたことがわかりショックを受ける濱井さん
――濱井さんはこの秋、東京大学大学院を受験したということでしたが、結果はいかがでしたか。 教育学研究科を受験したのですが、1次試験の筆記は合格しました。でも2次試験で不合格という結果でした。悔しいです。ただ、22年の11月ごろに受験を決めて、23年春ごろから受験勉強に集中してきたので、今の自分の実力は出せたかなと思っています。 ――東大大学院の1次試験に合格したのはすごいことだと思いますが、どうやって勉強したのですか。 1次の筆記試験は英語と小論文なので、まず過去問に取り組んで、春からはそれぞれ塾に通いました。早稲田大の受験以来、約5年ぶりに受験勉強をしたのですが、院試に向けた勉強をする中で、より勉強が好きになりましたね。 小論文は取り込んだ知識を自分で咀嚼(そしゃく)して論文という形に落とし込むわけですが、自分自身の成長が感じられてうれしくて。大学受験に挑むまでずっと勉強嫌いでしたが、院試受験を通して改めて勉強できる環境のありがたさをかみしめました。 ――試験の手ごたえはどうでしたか。 英語はオンライン予備校を使って勉強してきました。結果は英作文も含めてBが2つ。合格はしましたが、まだまだだなと思います。小論文はこれまで過去問をやってきた中で、一番できたという手ごたえがありました。62点を取って1次を通過できたので、実力が出せたかなと思います。 ただ、2次の面接が終わったあとはうまく答えられなかった質問が2つあったので、正直、「落ちた」と思いました。出願時に提出する研究計画書の準備や筆記試験対策に追われてしまって、口述試験の対策が甘かったと思います。