NHK会長「リスクに鈍感な面」 中国語放送問題巡り
NHKのラジオ国際放送などの中国語ニュースで中国籍の外部スタッフが、沖縄県・尖閣諸島を「中国の領土」などと原稿にない発言をした問題を巡り、NHKの稲葉延雄会長は18日の定例記者会見で「リスクに若干、鈍感な面が根底にあったために起きたと受け止めている」と述べた。 稲葉会長は総務省から受けた注意の行政指導に関し「改めて深くおわび申し上げる」と謝罪。「時々刻々と変化するリスクを敏感に察知し、的確に対処できる頑健な組織に生まれ変わることで真に自主自律した体制をつくり上げたい」と語った。