今季限り引退の埼玉・堀江、天国から地獄 優勝確信トライもTMO→自身のスローフォワードパスで取り消し敗戦「最後に運が」
「ラグビー・リーグワン・プレーオフ決勝、BL東京24-20埼玉」(26日、国立競技場) 埼玉(レギュラーシーズン1位)はBL東京(同2位)に20-24で敗れ、2季ぶりの優勝を逃した。今季限りでの引退を表明しているフッカー堀江は、国内ラストマッチを勝利で飾れなかった。 まさに天国から地獄だった。試合終了間際、長田の逆転トライで一度は勝利を確信するも、TMOが介入。一連のプレーでフッカー堀江のスローフォワードがあったとしてトライが取り消しに。史上最多となる5万6486人の観衆がどよめき、埼玉の選手はぼうぜんと立ち尽くした。その後、ラストプレーで逆転できずに試合終了。運命のいたずらか、堀江は自身のスローフォワードで最高の花道を飾れなかった。 試合後、堀江に涙はなく、スッキリとした表情。「最後に運がついてこなかった。でも胸をはれるゲームだった」と話した。続けて「本当に悔いなくできた。生まれ変わってもラグビーはしません。それぐらい幸せなラグビー人生を歩めました」と語り、会場をわかせた。