10年間にわたり毎日動画をアップ!”究極のビール女子”天野麻菜が選ぶ「至高の5/3650杯」
1111杯目などのゾロ目、2000杯目などのキリ番の際のみ、水着でビールを飲むなどのサービスを行った。最も再生回数を稼いだのは3500杯目。3万「いいね」がつき、117万回も再生された。本誌が気になったのは、“究極のビール女子”が、どのビールを「いいね」と思っているか。今回、至高の5杯を選んでほしい――とのリクエストに、天野さんは2週間かけて回答した。 以下、「ビール動画のリストを20往復して吟味した」という5杯である。 至高の5杯① マスターが注ぐサッポロ黒ラベル(’22年4月16日) 「重富寛(しげとみ・ゆたか)さんという“ビール注ぎマスター”をご存じですか? スイングカランという昭和のビアホールで使われていたビールサーバーと一緒に全国を巡って『出張ビールスタンド重富』というイベントをやっている方で、泡10割とか泡5割とか、自由自在な注ぎ分けを披露してくれる達人です。通常のタップのハンドルは縦に動かしますが、スイングカランのハンドルは横回転のみ。泡だけを出す機能はなくて、重富さんのハンドルさばきだけで泡を作るんです。一通り飲んでみたのですが……もう、衝撃でした。私はスーパードライのようなスッキリしていて喉越しのいいビールが好きで、味がしっかりしている黒ラベルは少し好みから外れるのかなと思っていたんですが、マスターの手にかかると、黒ラベルの味がビックリするぐらい透き通るんです! 『黒ラベルってこんなにポテンシャルが上がるんだ』と感動しました」 至高の5杯② ヒューガルデンホワイト(’14年10月30日) 「人生で初めて美味しい! と思ったビールがヒューガルデンホワイトなんです。実は母がホワイトビール好きで地元の大阪・茨木で結成された『ホワイトビールの会』に入っていたんです。100人くらい会員さんがいましたかね。私も小5で入会して……もちろん、飲まないですよ?(笑)飲まないんですが、会長のビアキングさんに可愛がってもらっていまして、会員が集まる飲みの場によく連れて行ってもらってました。 ビアキングさんは当時30代半ば。出張で日本全国を飛び回るエリートサラリーマンで、美味しいお店や美味しいビールをよく知っているんです。『ホワイトビールの会』でよく行く店の中に小西酒造さんから直接、ヒューガルデンホワイトを卸してもらっている店があって、ビアサーバーのひとつがヒューガルデンホワイトなんですよ。当時としてはかなり珍しかったと思います。初ヒューガルデンはハタチのとき。成人式終わりに飲んで、その優しい味に感動しました。後に母とビアキングと3人で飲んだときは感無量でしたね。ビアキングの名言『ビールを飲んでいる人に悪い人はいない』は今も私の中に刻まれています」