【C大阪】ショック…登里享平が重傷で長期離脱へ 左太もも裏負傷、復帰は7、8月以降か
セレッソ大阪のDF登里享平(33)が、左大腿(だいたい)部の重傷で長期離脱することが12日、分かった。6日のガンバ大阪戦で負傷した。左太もも裏の肉離れとみられ、完治まで数カ月を要する重傷。復帰は早くても7、8月以降となる見込みで、現在5戦未勝利のチームにとって、痛恨の戦線離脱となる。 【写真】あっ…患部を抑えながら途中交代した瞬間の登里享平 登里はG大阪戦の後半10分、スプリントの最中に自ら走行を中止。クラブ関係者によると、走行中に筋肉に確たる症状が起きたという。太ももの裏はハムストリングと呼ばれ、サッカー選手に多い故障の1つだ。 その肉離れはここ数年、同僚のMF清武弘嗣(34)が苦しめられたように、再発の可能性もあり、年齢的にも無理はできないため、慎重な判断が求められる。DF進藤亮佑(27)も今季開幕前、右太もも裏の筋腱を損傷し、現在も全体練習に合流できないほどの重傷だった。 川崎フロンターレから今季新加入した登里は、開幕から一時首位に浮上した立役者の1人。G大阪戦までの全12試合に左サイドバック(SB)で先発し、攻撃時は中盤に入った上でパスの組み立てを担い、計1032分プレーしてきた。 川崎F時代も故障で長期離脱の経験があり、今季はキャンプから入念に体調を整えてきただけに、無念のリタイアになる。 一方で同じG大阪戦の前半途中、右太もも裏を負傷した日本代表DF毎熊晟矢(26)は軽傷だったという。両SBを欠き続ける最悪の事態は避けられた。 登里が初めて不在となったC大阪は、11日の昨季王者ヴィッセル神戸戦で1-4の惨敗を喫し、今季初の2連敗。通算5勝5分け3敗で、暫定7位まで後退している。 ◆登里享平(のぼりざと・きょうへい)1990年(平2)11月13日、東大阪市生まれ。香川西を経て09年川崎F入団(リーグ、ルヴァン杯、天皇杯の3大タイトルは計7度優勝)し、今季からC大阪へ完全移籍。J1通算292試合9得点(今季12試合無得点)。168センチ、68キロ。