ソフトバンク前田悠伍が狙う来季開幕1軍 課題の直球を「平均で150キロくらいに」
◆ソフトバンク秋季キャンプ(5日、宮崎) ソフトバンクのドラフト1位ルーキー前田悠伍投手(19)が、2年目の来季、開幕1軍を誓った。 ■大ナタ22選手に…ドラ1右腕ら戦力外【一覧】 今季はシーズン終盤の10月1日のオリックス戦(みずほペイペイドーム)で1軍のデビュー戦を飾った。2軍では防御率1.94と抜群の安定感を見せ、満を持して臨んだが、3回56球を投じ、8安打6失点とほろ苦いマウンドとなった。前田悠は「つい最近ドラフトがあって、あっという間だった」と1年を振り返りつつ「1軍でも登板できたけど、まだまだ実力不足ってところを感じた。けがなく終われたところは良かったけど、まだまだレベルアップしないと通用しないというのを実感できた1年だった」と話した。 課題に上げたのはストレートだ。現在の平均球速は140キロ。2軍ではスライダーやチェンジアップなども使うことで抑えられていたが、1軍ではそれだけでは足りないと痛感した。「平均球速もそうですし、クイックになったら(球速が)落ちちゃうのでどうしても変化球に頼ってしまったりとか、真っすぐを打たれてしまうことが多かった。球速も、球の強さとかも全部。切れも伸びも全然足りないので、(来年は)そこを上げていくシーズンにしたい」と意気込む。 まずは球速アップから取り組む。「平均は150キロくらい欲しいし、それくらいのパワーがないと通用しないなと思う。高い目標ではあると思うけど、そこを目指して取り組んでいこうかな」と、秋季キャンプでは、ウエートトレーニングに励んでいる。その先に見据えるのは1軍の舞台だ。「開幕から先発というか、そういうところを勝ち取れるように。オフシーズンは本当に大事になってくる」と、すでに闘志を燃やしている。オフシーズンで更なる成長を果たし、開幕ローテーション入りを目指す。(大橋昂平) 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社