【超限定車】動くアート彫刻! MVアグスタ「スーパーヴェローチェ アーシャム」わずか6台を制作、アート展に出品
芸術作品として販売され、価格は非公開
MVアグスタとアーティストのダニエル・アーシャム氏は、スーパーヴェローチェ800の特別限定モデル「Superveloce Arsham」の共同制作について発表した。わずか6台のみが12月8日のMiami Art Baselで発表され、同氏作品のコレクターまたはMVアグスタの大口顧客に購入の機会が充てられているという。 【写真】MVアグスタ「スーパーヴェローチェ アーシャム」の全貌(67点)
ディーラー販売せず、公道走行の登録は不可
走る芸術品とも言われるMVアグスタ・スーパーヴェローチェをベースに、世界的アーティストが「動く彫刻」をテーマとした作品へと昇華したモデルが限定わずか6台で制作された。ニューヨークを拠点とするアーティストであるダニエル・アーシャム氏の手により、純白の外装に石膏像のような質感が与えられた「Superveloce Arsham」が、12月8日のマイアミアートバーゼル(Miami Art Basel)で発表されたのだ。 MVアグスタの現行モデルの中でも特徴的なデザインを持つネオレトロマシンに与えられたのは、エロージョン技法と呼ばれる腐食や損傷を表現するもので、時の流れという概念を具現化している。アーシャム氏はさまざまな題材を用いながら、事物の絶え間ない変化を途中で凍結したような作品を制作。これを「未来における現在の遺物」と呼び、そのオブジェクトのほとんどは20世紀末またはミレニアル時代から題材が選ばれているという。 なお、すべてのSuperveloce Arshamは走行可能なスーパーヴェローチェ800をベースに制作されるが、公道走行用に登録することはできず、工場保証の適用もなく、あくまでも芸術作品として販売される。ディーラー販売はなく、MVアグスタの大口顧客およびダニエル・アーシャム氏の作品コレクターに購入の機会が与えられ、価格が一般公開されることはない。 完成した作品や作業中の様子は下記リンクより関連写真ギャラリーへ。 以下、MVアグスタのプレスリリースより引用