【尼崎ボート・SGグラチャン】桑原悠が2、1着の好発進/地元SG逆転出場の夢が拡大
<25日・尼崎ボート・初日> <ボート王国 九州・山口!> 「夢の逆転出場」への可能性は間違いなく拡大した。来月に地元大村で開かれるSGオーシャンカップの出場権を持たない桑原悠が、初日5、1枠で2、1着の好発進。 「よかったです。特に前半の2着は本当にデカい」 今大会優勝ならオーシャンカップの出場権が付与されるだけに、意識しても良さそうなものだが「地元SG? あ、そうでした!」。出場を逃した落胆が大きく、このルートが残されていることを失念していたが、シリーズの残りは大きく希望を持って戦える。 評判エンジンとあって機力もまずまず。「前半はスムーズにまくり差しに入れたし、伸びが良くない人よりは伸びでも出る。ここからは微調整ぐらいですね」とほぼOKな状態。「僕がこの成績だから足はいいですよ」と、謙遜しながら足の良さを表現した。
同じく2、1着が羽野直也だ。こちらは4、1枠で挙げた成績。前検から早速、セット(シリンダー、ピストン2個、リング4本)交換の大整備を敢行してすぐに結果を出した。 「整備が当たりましたね。行き足が上向いて、伸びもついてきている感じ」 こちらも、前半の差しがしっかり届いたあたりに良化が表れていた。
西山貴浩も3枠1走で2着なら及第点の内容。寺田祥との首位接戦をものにできず、惜しくも白星を逃して「寺田さんの方が足が良かった」と素直に認めたが、レース後はペラ調整と試運転をたっぷりと繰り返し、予選で唯一の2回走りの2日目に備えた。 西山は2日目に連勝なら早くも準優当確圏に突入。最善の準備を最高の結果につなげてみせる。