家賃5万円でプール付き生活も!? 人気急上昇中…日本人の海外移住者が「フィリピン」を選ぶ理由
同じ生活費なら日本より超優雅な生活が待っている?
フィリピンは7600以上の島からなる島国。リゾート地、セブ島でも知られる。どうしても「治安が悪い」というイメージがつきまとうが、岸本さんは「全てのエリアが治安が悪いというわけではありません。日本もそうですが、安心して住めるところも多い」と言う。 現在、約1万6千人の日本人が住んでおり、その7割以上がフィリピン島北部ルソン地方にまとまっている。また中部のビサヤ地方や中部のミンダナオ地方も比較的治安は良く、人気のエリアだ。 物価に関してはタイなど他のアジアと比べても安いといわれている。一般の人でも、日本では考えられないメイドさんや運転手さんを安くに雇うことができるそうだ。日本人が暮らす居住地ではプール付きコンドミニアムも多いそうで、それでも日本の賃貸マンションより家賃は安価だという。ちなみに、家賃は5万円ぐらいからある。 そして、フィリピンには60歳以上を対象とした「シニアシチズンシップ」という制度がある。フィリピン国籍を持っていなくても、特別移住退職者ビザ(SRRV)という永住ビザなど条件をクリアしていれば、レストランや薬局、スーパーなどで割引サービスを受けられる。「スーパーなどでは最大2割近い割引になるものもあります」
フィリピンに魅せられ、2024年にミセス観光大使に就任
そんな岸本さんがフィリピンにビジネスで通い出したのは9年前。2016年にはロドリゴ・ドゥテルテ元大統領就任100日記念の晩餐会に招かれ「フィリピンを応援したいという気持ちが強くなりました」と言う。そこで昨年12月には一般社団法人「海外移住協会」を立ち上げた。 「これまでいろいろな国に観光やビジネスで行きましたが、フィリピンは通えば通うほど、住みやすくていい国だと実感し、その魅力を移住という形でみなさまにお伝えしたくなりました。フィリピンはこれからもっと発展していく国。住むにも投資するにもおすすめの国です」 こう力説する岸本さんは、一連の活動が認められて、2024年には「フィリピンミセス観光大使」にも選ばれた。 「日本とフィリピンの橋渡しにもなるように、これからも頑張ります」と目を輝かせている。 ◇一般社団法人「海外移住協会」 大阪市中央区南本町4丁目5-7東亜ビル1205A号室
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