【漫画】絶滅危惧種“人間”の少女と世話役であるキメラ族の少年…種族を超えたラブストーリーに「胸が痛くなる」「幸せになって」の声
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、灯晴ほくさんの漫画『人間が絶滅危惧種だった話』だ。 【漫画】キメラ族に食べられて絶滅寸前の人類…捕食する立場の少年と少女の距離が縮まる展開に「引き込まれる」と大反響 灯晴さんが2023年11月8日に同作をX(旧Twitter)に投稿したところ、10万件を超える「いいね」が寄せられた。作者である灯晴さんにインタビューをおこない、創作のきっかけやこだわった点などについて語ってもらった。 ■被捕食者の人間と捕食者のキメラ族による種族を超えた愛 人間が「キメラ族」という種族に食べられ、残るはたった10人となってしまった世界。人間の少女「カレン」は“絶滅危惧種”として厳重な保護の下で大切に育てられていた。 そんなカレンを幼い頃から世話役として見守ってきたキメラ族の少年「ミラ」。カレンとの関係はとても良好だったが、ある日カレンの結婚が決まると、謎の頭痛と発作に悩まされるようになる。 発作に苦しみながらも、カレンのために必死に結婚式の準備を進めるミラ。そして迎えた結婚式当日、カレンと花婿は“公開子作り”に臨むことに。絶滅危惧種の人間が繁殖する姿は、キメラ族にとって待望の瞬間だったのだ。 しかし当のカレンは未知の行為に怯えたのか涙をこぼし、ミラに「たすけて」と助けを求める。ミラはその瞬間、大きな怪物の姿に変貌してカレンを助けるも、銃弾の雨がミラの体に降り注ぎ…。 読者からは「こんな素敵なものを読める時代に生まれて幸せ」「世界の果てまで行っても、カレンとミラには幸せでいて欲しい」など好評の声が寄せられている。 ■作者・灯晴さん「いつもいろんな思いを詰め込んでいるので、それが伝わるように」 ――『人間が絶滅危惧種だった話』を創作したきっかけや理由があればお教えください。 このお話は短編のネームをいくつか作成して、その中から1つをブラッシュアップして作った作品でした。気づいたら描いてた...気がしてきっかけを思いつかなったんですが、後から友達に言われたのが、一時期猫カフェで働いていることがあったので、それの影響もあるのかなと思いました。 ――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。 一番こだわった点は、画面の熱です。私のお話はいつもいろんな思いを詰め込んでいるので、それが伝わるようにしました。そのため描き込みや、キメラ族のデザインもこだわりました。 ――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。 気に入っているシーンはやっぱり見開きのシーンです。見開きにドーンとセリフが入るのが好きで、ミラの思いを大きくのせました。 ――個人的に作中で気になったのですが、カレンの結婚相手であるコプスはカレンが3人目の妻と記述があります。今までの2人の妻はどうなったのでしょうか? 屋敷ごとに人間を管理する方法が違ったりするので、カレンは子供をいっぱい産むまで相手の家で暮らすことになっていましたが、1人産んだら元の屋敷に戻る、みたいなのもあると思います。なので、今までの2人の妻もどこかで暮らしているかと思います。 ――今後の展望や目標をお教えください。 これを投稿した日は、この作品が賞で落選したということを聞いたその日でした。もう向いてないと思ってXに投稿したらこんなことが起こりました。諦めかけていた夢を、たくさんの人が頑張ってと応援してくれました。なので、頑張って漫画家になります。それが今の夢です。 ――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします! 12月3日(日曜日)、コミティアA52bにてイベントごとに連作している漫画『LAMPLIGHTER』の9作目の本が出ます! また12月31日(日曜日)、冬コミ2日目西へ44bにて、Xに載せた『リストルージュ(人間が絶滅危惧種だった話)』を紙版として発行予定です!よろしくお願いします。
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