山本由伸が今季5勝目! “メジャー初の100球目”を痛打されるも7回途中2失点の好投 圧巻の8奪三振で魅せた!
ドジャースの山本由伸が現地時間5月20日(日本時間21日)、本拠地ドジャースタジアムでのダイヤモンドバックス戦に中6日で先発登板。7回途中100球を投げて7安打2失点8奪三振の内容で今季5勝目を挙げた。チームは6-4で勝利している。 【動画】圧巻の投球!山本由伸が初回に3三振を奪って打者を翻弄 初回は先頭のコービン・キャロルを146キロのスプリットで空振り三振。続くケテル・マルテには中前打を打たれたが、後続を連続三振に切って取った。 MLB公式Xはこのシーンの映像を添えて「ヨシノブ・ヤマモトが1回に3三振を奪い、好調を維持」と称えている。 3回はジョク・ピダーソンの適時打で1点を先制されたが、直後に打線がキケ・ヘルナンデスの一発で1-1の同点とすると、無死満塁で3番のフレディ・フリーマンが中堅右へのグランドスラムを放って一挙に4点を挙げて5-1とした。さらに4番のウィル・スミスにも一発が生まれて6-1とし、山本には大きな援護点となった。 山本は4回にジェイコブ・マッカーシーに安打を浴びたが、無失点。5回は初めて先頭打者を出塁させたが、コービン・キャロルを120キロのカーブで空振り三振に切って取るなど後続を抑えると、6回もテンポ良くわずか7球で3人を片づけた。 7回は先頭に左翼への二塁打を打たれて無死二塁とされると、続くガブリエル・モレノは138キロのスライダーで見逃し三振に切って取った。しかし、一死二塁でケビン・ニューマンに適時打を浴びてしまい、この回途中でマウンドを降りた。 ドジャース専門メディア『Dodger Blue』のXによれば、「ロバーツ監督は、すべてが順調に進めば、ヤマモトは今夜100球以上投げられるかもしれないと語った」という。そのメジャー初となる100球目を痛打されたが、走者を出しても要所を三振で切って取るなど、山本らしい投球を見せた。 山本はこの日の試合前まで4勝1敗、防御率3.21で、前回登板の5月13日ジャイアンツ戦では6回途中5安打4失点という内容で、韓国で行われたメジャー初登板以来となる4失点を喫していた。 同1日のダイヤモンドバックス戦では6回5安打無失点と好投して今季3勝目を挙げている。今回もダ軍相手に好投し、防御率はこれで「3.17」とした。メジャーで初めて100球を投げ、新たな領域に入り込んだ右腕の次回登板にも期待したい。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]