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『涙の女王』を筆頭に多くのヒット作を世に送り出してきた韓国屈指のドラマ制作会社、Studio Dragon（スタジオドラゴン）。このヒットメーカーが手掛けた名作を深堀りするスペシャルイベント「K-ドラマフェス 2024 with Studio Dragon」が、去る10月12日、千葉・幕張メッセイベントホールで、昼夜2公演開催された。 ■【画像】韓流人気スター『麗』『悪の花』イ・ジュンギ、可愛すぎるハートポーズから大人の色気溢れる姿まで、近況フォト! 　イベントでは、日本でも話題を呼んだ『ヴィンチェンツォ』より悪役演技で強い印象を残したオク・テギョンと、名作として高く評価された『悪の花』より秘密を抱える主人公を繊細な演技で魅せたイ・ジュンギが登壇し、作品の魅力をたっぷり語る贅沢な時間となった。 　その昼公演の模様のなかから、今回はオク・テギョンに続いて場を盛り上げた『悪の花』のイ・ジュンギ パートをお届けする。

■イ・ジュンギ、傑作ラブサスペンス『悪の花』への溢れんばかりの思い!

　歓声に包まれて登場するや、投げキッス＆片手を胸にそえて礼をする“王子様お辞儀”をスマートにキメるイ・ジュンギ。ベージュのニットにブラックパンツというカジュアルなスタイルも、細身の体型によく似合う。「日本のファンの皆さん、お久しぶりです。皆さんの俳優、イ・ジュンギです。今日の客席は素敵な雰囲気ですね!」と日本語で挨拶＆スマイル。 　先に登場したテギョンが、“アイドル”ではなく“俳優”オーラで会場を沸かせたのに対し、こちらは俳優であるにもかかわらず、“アイドル”のようなキラキラ笑顔で観客を魅せる。キャリア20年超えのベテランの域に入る彼だが、変わらず少年のようだ。 　イ・ジュンギにとって初のラブサスペンス作で、初の妻子ある役となった『悪の花』について語る今回のイベント。当時を振り返って、「視聴者の心を燃やすような演技をしたいと思って挑んだ」と語る。 　演じた主人公ヒソン（実の名はヒョンス）は暗い過去を封印し、正体を隠して生きる男だったが、「サイコパスなのか、良い夫なのか、すべてが予測不可能に見えるように研究して演じた」そうで、思い入れも深い作品だ。 　まずは、『悪の花』の魅力を深堀りする【ファンが選ぶ『悪の花』名シーン総選挙】。このコーナーでは、10の候補シーンから好きな場面を事前にアンケートし、1位、3位、5位に選ばれたシーンを、投票したファンのコメントをヒントにジュンギ自身が当てていくことに。 　5位に選ばれたのは「妻のジウォンが殺されたと思い込んだヒョンスが、崖の上で本物のヒソンに襲いかかるシーン（第15話）」。回答を求められたジュンギは、このシーンの先の先まで状況を細かく説明し、回答というより解説に。正解を聞いたあとも、「感情すべてを伝えなくてはならないシーンだった。キャスト・スタッフの思いが伝わったようで嬉しいです」と制作チームを代表しての言葉を伝えた。