鈴木愛理、貪欲な“もっともっと病”は父譲り 30歳の誕生日で見せた涙の理由も明かす
■貪欲な生き方は一生変わらない ――今の言葉に加えて、過去にインタビューさせていただいたときも、限界を決めずに成長し続けたいとおっしゃっていた鈴木さんなので、『ミス・ターゲット』劇中で、「もっともっと、とさらなる幸せを求める“もっともっと病”なんじゃないか」と言われているすみれには、共感できるのでは。 「私のことだ」ってぐさっと来ました! まさしく“もっともっと病”です。でも、今の私もちゃんと幸せなんですよね。現状に満足したくないというポジティブなもっともっと病というか。「生き急いでる」とか、「今ある幸せに気付いていないんじゃないか」と思われるかもしれませんが、日々ささやかな幸せを噛みしめたうえで、“もっともっと”と求めている、欲張りなんですよね。たとえば、結婚して子どもが生まれるという幸せに恵まれたとしても、「どうしたらこの子に、もっと楽しい生活を送らせてあげられるだろう」と、“もっともっと病”が出てくると思うので、この貪欲な生き方は一生変わらない気がします。
――どんな幸せでも、さらに上を目指し続けるのが鈴木さんなんですね。 父を見てると、そう思うんです。「俺も頑張ってるんだけどさ、でもさ、もっとできると思うんだよね」ってよく言ってるんですよ。私、この人の血を受け継いでいるんだなと年を取れば取るほど実感しています(笑)。 ――“もっともっと病”はお父さん譲りだったんですね(笑)。では最後に、『ミス・ターゲット』これからの萌の見どころを教えてください。 萌ちゃん=すみれさんを慕っているかわいい後輩という印象だと思うのですが、そんな萌ちゃんにも「え? ちょっと待って?」という展開があるので、楽しみにしていただけたらうれしいです。演じていても苦しくて、とても詐欺どころじゃないんです! 萌ちゃんも萌ちゃんなりに、本当の愛を探しているというストーリーにご注目ください。
■鈴木愛理 2002年6月、8歳で「ハロー! プロジェクト・キッズ オーディション」に合格。2005年6月に℃-uteを結成し、2017年まで活動。あぁ! 、Buono! としても活動した。2017年12月より、ソロ活動をスタート。女性ファッション雑誌『Ray』の専属モデルや、『オーイシマサヨシ×鈴木愛理のアニソン神曲カバーでしょdeショー!!』、『クラシックTV』、『お願い! ランキング presents そだてれび「あざとくて何が悪いの?」』のMCも務めている。昨今のドラマ主演作に、『ANIMALS‐アニマルズ‐』、『推しが上司になりまして』、『ある日、下北沢で』がある。
八木ひろか