蔦屋書店運営のCCC、エクササイズ店などを11倍の200店に増強へ 健康志向に対応
「蔦屋書店」などを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は28日、ウエルネス事業の拡大に向け、ピラティスなどのエクササイズが行える店舗数を2024年末の18店から27年までに200店と11倍に増やす計画を発表した。健康志向の強まりを背景に女性を中心に関心が高まる中、店舗の増強により新規需要を取り込み、事業の拡大につなげる狙いがある。 ターゲットは、美容や健康に興味がある30~50代の女性。店内に本を置いたり、ジム初心者でも無理なく続けられるよう、最新のマシンやヨガプログラムを用意したり、CCCならではの店舗づくりとしたのも特徴としている。 CCCの高橋誉則社長兼CEO(最高経営責任者)は28日に東京都内で開いた説明会で「蔦屋といえば本とレンタルのイメージが強いが、5年後にはコンディショニング(体調を整える)のイメージになるかもしれない」と語った。