「令和の中学受験」は10年でこんなに変わった!以前の常識が全く通用しない「中学受験イマドキ事情」
オンライン出願・オンライン合格発表が増えた!
緊迫した空気の中、先生たちが合格者の書かれた白い紙を掲示する。皆、じっと息をのんで掲示板を見つめる・・・ 次の瞬間「わぁ!」「きゃ~」「あった!」と歓声があがる・・・。 こんなシーンをドラマやTVのニュースでご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか。10年前はまだまだこの景色が普通でした。ですが、今やこの光景は、ほとんど見られなくなりました。 現在中学入試の合格発表は、ほとんどがオンラインで行われます。 スマホの画面に向かってポチ。「おめでとうございます!合格です」と桜の花が咲く画面になることもあれば、「残念ながら、不合格です」という画面になることもあります。 わざわざ学校に出向く必要がなく、楽になったともいえますが、合格発表のあのなんとも言えない緊張感と、合格を目の当たりにした時の感動はやはりリアルには劣ってしまうように思います。 このように合格発表だけではなく、今は中学受験は出願・受験料の振込・受験票・合格発表・入学手続き・・・がオンラインで行われることがとても増えてきました。 銀行に受験料を振込に行って、窓口で5角形(ごかく→ごうかく)の鉛筆をもらった身としては、少し寂しい気もしますが、オンライン出願が可能になったことで、入試直前まで出願できることも増え、受験生にとってはメリットの多い変遷だったといえると思います。 十年一昔(じゅうねんひとむかし)と言いますがまさに!中学受験もご多分に漏れず、まして私たち親世代の時の中学受験とはもはや似て非なるもの・・・で、親の物差しではかることは非常に危険で、常に中学受験の流れに柔軟に対応することが必要になってくるな、と思っています。
【Profile】ねね(@nene_juken_)
中学、高校、大学生の3人のママ。学生時代の塾講師と家庭教師の経験を生かして出産後は幼児教育にコミット。その後、子ども3人の中学受験の経験をインスタグラムにて発信、年間500件のお悩みに回答。慶應義塾大学文学部、教育学専攻。現在はプロ家庭教師として活動中。