子どもたちに笑顔を お弁当と一緒に“特別ケーキ”提供 子ども食堂の挑戦
メ~テレ(名古屋テレビ)
“甘くて優しい”子ども食堂が、名古屋市にあるそうです。ひとり親家庭を支援する、子ども食堂。弁当と一緒に、特別な思いが詰まったあるものを提供し、子どもたちを笑顔にしています。 名古屋市東区の「キッチンキング 子ども食堂」。 ひとり親の家庭を対象に、毎週水曜日に実施しています。 こちらの子ども食堂は「パントリー型」といわれるかたちで、無料で手作りのお弁当や麺類、調味料などを提供しています。 「元々うちのおばあちゃんが、ご飯がちょっと食べられないような人を、よく家でご飯を食べさせたりしているのを、僕が子どものころに見ていたので。自分も、ゆとりができたらやりたいなと」(キッチンキング 子ども食堂 山野元久さん)
お弁当についてくる“あるもの”とは?
3年前に調理器具の販売店を改装し、子ども食堂を始めた店主の山野元久さん。 利用者には事前に予約をしてもらいますが、多い日には100食のお弁当を作ることも。 そして、そのお弁当には特別な思いが詰まった、あるものが一緒についてきます。 それは、ケーキです。 「子ども食堂で弁当は、ある種当たり前なので。そこにケーキがプラスあると、すごくお子さんは喜んでくれますね」(山野さん)
ケーキを提供するのは…
ケーキを提供するのは、名古屋市千種区のケーキ店「パティスリーアングレーズ」の小田原益広さん。 ギターのケーキやサメのケーキなど、お客さん一人ひとりの思いや要望に応えるオーダーメイドのケーキが人気の店です。 「お母さんが退院するということで、ミシンを使うのが好きだから『ミシンの形のケーキ作れますか?』とか」(パティスリーアングレーズ 小田原益広さん)
ケーキを通して、子どもに支援を
小田原さんはケーキを通して、子どもへ何か支援ができないかと考えていました。 「スイーツは何かしら、お弁当とは違う力があると思うんですよね。それによる喜びは、ひとしおだと思うので。それを届けてあげたいなと」(小田原さん) 共通の知人を通して2年前から、山野さんの子ども食堂でケーキを無償で提供することになりました。