イタリアとの大一番に臨むスペイン 不安要素はロドリの勤続疲労
代表でも必要不可欠な存在
20日(現地時間)、スペインはEURO2024グループステージ第2戦でイタリアと対戦する。クロアチアとの初戦に3-0で快勝したスペインは、イタリアにも勝利すれば早々にグループステージ通過を決めることができる。 圧巻の3ゴール! スペインがクロアチアに完勝 しかし、そのクロアチア戦では終盤86分に大黒柱のMFロドリ(マンチェスター・シティ)がふくらはぎの痛みを訴えてMFマルティン・スビメンディ(レアル・ソシエダ)と交代してピッチを退くという場面があり、状態が心配されていた。 幸いにもロドリはクロアチア戦後の全体練習に参加し、周囲を安心させた。しかし、スペインメディア『El Larguero』は、同選手のイタリア戦での先発出場には疑問符がつくと報じている。 また、ドイツ紙『Bild』も現在のロドリのコンディションについて触れ、スペインのルイス・デ・ラ・フエンテ監督が同選手を温存するのではないかと予想している。 「スペインはロドリに関して大きなリスクを背負う必要はない。この背番号16がイタリア戦で再び負傷すれば、それはイタリア戦の欠場以上に多くのひどい結果をもたらすことになるだろう」 シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が全幅の信頼を寄せるロドリは、今季同クラブが戦った公式戦58試合中50試合に出場。プレミアリーグ優勝に大きく貢献したが、その一方でシーズン終盤には休養を取る必要性について公言するなど過酷なシーズンを戦い抜いたことでの疲労が相当溜まっていることは間違いない。 果たしてデ・ラ・フエンテ監督は、イタリアとの大一番を控えてどのような決断を下すのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部