10~12月は交通事故が最も多い“魔の季節” 西日がまぶしい夕方は“魔の時間帯”とも 【#みんなのギモン】
■地方特有の「悪い運転マナー」 ご当地走りにも注意
そして、もう1つのポイント「知っている? “ご当地走り”」をみていきます。 事故が急増する年末にかけて、ご当地走りに十分気をつけていただきたいと思います。日本の一部の地域では、その地方特有の「悪い運転マナー」「荒い運転マナー」があり、そのことを指して「ご当地走り」といわれています。 「ご当地走り」には、「名古屋走り」「伊予の早曲がり」「茨城ダッシュ」「佐賀のよかろうもん運転」などがあります。 「伊予の早曲がり」とは、対向車線に直進車や左折車がいるのに強引に右折する行為を指します。対向車線の車にまで危険が及ぶ道路交通法違反にあたります。 「名古屋走り」は、ウインカーを出さずに車線変更したり、無理な車線変更を何度も行う、高速道路で車間距離を詰め、「あおり運転」のような形でスピードを緩めないなどの荒い運転のことをいいます。 ほかにも、「伊予の早曲がり」と同じようなマナー違反を指した「茨城ダッシュ」や「佐賀のよかろうもん運転」があります。“よかろうもん”は九州の言葉で、この場合「これぐらいいいでしょ」というものです。車間を詰めてもよかろうもん、スマホを使ってもよかろうもん、と運転手の危険な「マイルール」をつくってしまうというのが「佐賀のよかろうもん運転」です。 県警も「交通違反ですよ、絶対にやめてください」と言っていますが、まだ続いているということです。それぞれネーミングは非常にキャッチーですが、こういう運転はしないようにしましょう。 ◇ 改めて、秋冬の夕方は「魔の時間帯」といわれています。これを念頭に置いて、事故には十分に気をつけて運転しましょう。 (2023年11月15日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)
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