10~12月は交通事故が最も多い“魔の季節” 西日がまぶしい夕方は“魔の時間帯”とも 【#みんなのギモン】
日テレNEWS NNN
15日のギモンは「なぜ? 秋冬は交通“魔の季節”」です。秋冬は交通事故が非常に多いそうです。 15日、「埼玉の夕暮れ守り隊」が出陣しました。埼玉県警では年末を前に、夕方の時間帯に増加する交通事故防止に向け一丸となって取り組むべく、「見せる街頭活動」を行うということです。 ◇“魔の時間帯”も… ◇知っている? “ご当地走り”
■交通事故 10月から急激に増えて12月にピークに
まさに今、危ないのが“魔の季節・時間帯”のダブルパンチです。 実は、秋から冬にかけてのこの季節、10月から12月というのは、1年間で最も交通死亡事故が多い季節です。 交通安全白書(2018年までの5年間)によると、10月から急激に増えて、12月にピークを迎えるということです。さらに「魔の時間帯」とも重なるということです。 10月から12月の中でも、最も事故が増える時間帯は「夕方」です。夕方とは「日没の前後1時間」のことで、ここが「魔の季節・時間帯」ということになります。
なぜ、今の季節は事故が増えるのか。理由の1つは、運転する人なら誰でも経験したことがあると思われる「西日のまぶしさ」です。 JAFが西日を再現して実験した画像をみると、特に秋・冬の時期は太陽の位置が低くなり、西日がまぶしく感じる時間が長くなっていました。 ドライバーができる西日対策にはどんなものがあるのか。たとえば、車の「サンバイザー」を使うとまぶしさは軽減されますが、上が見えなくなって視界が狭まり、標識や信号などが確認しづらくなり、危なくなる場合があります。 また「サングラス」も西日対策になります。ただ、おしゃれ用の薄い色のサングラスだとあまり効果がなく、「透過率15%」とかなり濃いサングラスでないと西日対策にはならないとJAFは言っています。
また、JAFメイトによると、西日のまぶしさに対しては「早めのライト点灯」が有効だといいます。前の車両にライトが当たると西日の中でも見えやすくなるそうです。「秋冬になったら、明るくても午後4時には点灯しよう」とJAFは言っています。 また、歩行者や自転車にできることとして、「明るい服装を着る」「反射材・ライトを持つ」などが有効だといいます。 警察庁によると、靴やカバン、つえなどに反射材やライトをつけてドライバーから見えやすいようにするといいということです。