大宜味村で全域断水が続く 浄水場に泥や枝、復旧めど立たず 沖縄本島北部大雨
大雨の影響で水の供給ができなくなった大宜味村では10日午後8時半現在、村内全域で断水が続いている。川の氾濫で稼働が止まった浄水場が復旧するめどは立っておらず、村は飲料水を配って対応している。 【動画】土砂崩れで民家や道路に被害
村津波の平南川が9日に氾濫し、泥や枝を含んだ水が津波浄水場に流れ込んだことで稼働できなくなった。同日午後8時ごろから、村内の各集落で断水が始まった。村は復旧作業に取り組んでいるが、水の供給再開の見通しは立っていない。 10日、村は喜如嘉区の農村環境改善センター前で給水車を使った飲料水の配布を行った。村饒波に住む40代の女性は、子どもと一緒に飲料水を受け取り「水が使えないと不便だ。高齢者はどうやって水を確保するのか不安だ」と話した。 村は11日午前9時から、村旧庁舎前で飲料水を配布する。 (玉寄光太)
The Ryukyu Shimpo Co., Ltd