杏仁が、山椒がきいてる!中華の名店「聘珍樓」が「マジドゥショコラ」とコラボで、薬膳チョコレートを販売
中華料理の名店『聘珍樓』は、広東料理における「薬食同源」に基づいた薬膳料理などを展開しています。 【写真8枚】「聘珍樓」×「マジドゥショコラ」の薬膳チョコレートを写真で見る。「杏仁」と「マンゴー」のクッキーサンドも! ただいまバレンタインシーズンに合わせて、薬膳をテーマにした「薬膳アソート」というチョコレートが販売中。 『聘珍樓』といえば中国料理のレストラン、というイメージをお持ちの方も多いでしょう。実は、近頃は薬膳、そしてスイーツにも力を入れているんです。 今回、自由が丘の『マジドゥショコラ』のショコラティエ松室和海さんとコラボレーションをして、カカオと薬膳が融合したチョコレートができました。 その名も「Heichinrou Chocolat -聘珍樓ショコラ – 薬膳アソート」、薬膳たっぷりのボンボンショコラです。 フレーバーは「杏仁×ゴジベリー」「陳皮×サンザシ」「シナモン×ドライアップル」「山椒×緑山椒」の4種類、どれもしっかりとその味わいが感じ取れます。 半分にカットすると、フレーバーのフィリングが見えました。 「杏仁×ゴジベリー」はカカオの原種であるクリオロを採用、希少なカカオによって杏仁の味わいを活かしています。 「陳皮×サンザシ」は松室さんにとっても新しい挑戦だったそう。陳皮は芳香健胃の作用があるといわれ、膨満感、胸苦しさを緩和し、胃腸の働きを良くして消化不良を改善する漢方薬として珍重されています。サンザシとの組み合わせで魅惑的なフレーバーに。 「シナモン×ドライアップル」は西洋でも愛されている組み合わせ。薬膳では「体の陽気を補う」と言われ、体を芯からあたためる力があるとされています。「より粒子を細かくすることによって粘度を高め、ミルクチョコレートを合わせることによって余韻が長く口の中に残るようにしました」(松室さん) 「山椒×緑山椒」は、古来より冷えによる腹痛を緩和する、胸のつかえをとる薬として知られる山椒をフルに活用。「山椒をチョコレートに入れる」のではなく、「山椒にチョコレートを添わせる」という松室さんの考え方によって、ぴりりと美味しいチョコレートができました。