親が「電気代がもったいない」と、エアコンを使ってくれません。熱中症が心配なのですが、1日12時間つけたとして“電気代”はいくらになるのでしょうか…?
最近では30度を超える日も決して珍しくないため、熱中症対策としてエアコンをつけることが推奨されています。 現在の日本で、エアコンは快適に過ごす必須アイテムですが、人によっては電気代節約といってあまりつけないケースもあります。実際に一日中エアコンをつけたとして、電気代はどれくらいになるのでしょうか? 本記事では、電気代の計算方法などについて解説するので、気になる人は参考にしてみてください。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
エアコンの電気代を計算する方法について
エアコンの電気代がいくらかを計算するためには、電気代の計算式について理解しなければいけません。具体的な計算式は、「エアコンの電気代=消費電力(kW)×使用時間(h)×料金単価」になります。 計算には、エアコンの消費電力の確認が必要です。エアコンのメーカーや機種によって違う点に注意してください。 ここでは、ダイキン「うるさらX6畳用(型番 AN224ARS-W )」で計算します。冷房時の消費電力は0.39kWです。電気代は、全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円/kWh(税込)を使用します。 これらの数字を計算式に入れると「エアコンの電気代=0.39(kW)×12時間(h)×31=約145円」です。1日あたりの電気料金が約145円とすると、1ヶ月で約145円×30日=4350円が最終的な金額といえます。 ただし、エアコンの機種や設定温度によっては商品電力が上下する点や、電気会社や料金メニューで実際の料金単価が変わる点は把握しておきましょう。
ちょっとした工夫でも省エネにつながる
エアコンは体調を守るためにも重要な役割を持っていますが、長時間つけていると電気代が気になる人は多いでしょう。冷やし過ぎに注意して無理のない範囲で室内温度を上げることは、省エネにもつながります。 そこで、少しでも電気代を抑えるために、ちょっとした工夫を意識して省エネにつなげましょう。資源エネルギー庁では次のような省エネ方法を紹介しています。参考にしてみてください。 ・ドアや窓の開閉を少なくする ・レースのカーテンやすだれなどを活用する ・外出時は昼間でもカーテンを閉める ・扇風機を併用する ・室外機の周りにものを置かないようにする これだけでも効率的に部屋を冷やせるようになるため、エアコンの設定温度を上げたり、風量を落としたりすることができます。結果的に電気代を抑えることにつながります。 ◆フィルター掃除も節約には効果的 エアコンのフィルター掃除も節約には効果的といえます。フィルターが目詰まりしていると冷房効率が落ちます。自分ではきれいな状態だと思っていても、実際にはかなりの汚れが溜まっているケースも少なくありません。 また、フィルターが汚れている状態で放置していると、室内にホコリなどが広がる原因になり、ハウスダストやアレルギーなどが起きる可能性があるなど健康面にも悪影響が出るため、月に1~2回程度の頻度で掃除するのがおすすめです。